3Dプリンタを作ってみました。

自作3Dプリンタ(機構部は完全オリジナル)や、DIY記事

3Dプリンターの基本5(モータードライバー)

前回はステッピングモーターの話をしましたが、今回はドライバーと呼ばれるものの

話をします。

パルスを出せばモータが回転すると言いましたが、実際にはもう少し複雑で

定電圧制御とか、定電流制御とよばれる回路が必要です。

あとパルスモータの種類としては、バイポーラ型とユニポーラ型があります。

 

ちなみに3Dプリンターで使うのはバイポーラ型を定電流制御で使います。

 

詳しい解説は検索してもらうとして、3Dプリンターでよく使われるA4988という

基板はこの定電流制御を行う基板です。

定電流制御は複雑なんで専用ICがあるんです。

A4988以外にも、easydriverや静音化できるというTMC2100などもありますが、

みんなやってることは定電流制御です。

 

arduinoからのパルス信号は5Vなので、そのままでは力が出ないんですね~

なので、12V電源からパワーをもらい、5Vのパルス信号に合わせた電流をモータに

流す役目がA4988なんですね~

モータには定格電流というものがありまして、電流をたくさん流せば力は出ますが、

あんまり流すと壊れちゃうよって事で、安全に一番力を出せる電流値の事をいいます。

3Dプリンターに使うモータはこの定格電流が2Aくらいで、A4988は出力電流2Aという仕様になっています。 

電流値はボリュームで多少調整できるらしいのですが、電流を測るのは難しいんですよね。

電圧換算で測定できるようですが、小さい部品で測定時に手が滑ってショートさせそうなので、いまのところ購入時のまま無調整で半年くらい使っていますが、今のところ問題はありません。

 

そして実はこのA4988、電源電圧は35VまでOKなんです。

とういう事は12V電源じゃなくて、24V電源電圧でやればもっと電流値の少ない電源でモータを動かせるはずなんです。 電源電圧については、ヒーターのところでも解説しますので、とりあえずここまで。