3Dプリンターの基本3(制御編)
今回は制御基板について説明したいと思います。
安価で売られている3Dプリンターで一番よく使われているのは
arduinoという8ビットのマイコンボードだと思われます。
MKprinterもこれを使っています。(MKprinterってのは自作機の名前です。
とりあえず、自作機っていってもキットを買って作ったものも自作機に含まれるので、
オリジナル性を強調する為に名前をつけてみました。)
arduinoプロジェクトという、reprapと同じくオープンソースなプロジェクトから
派生し、いろいろな種類のマイコンボードが出ています。
arduinoといっても、uno、mega、duoなどの動作電圧や、入出力、メモリの違いで
いろいろな種類が出ています、回路図なども公開されていることから、互換機も多数出ています。
3Dプリンター用に開発されたわけではなく、reprapプロジェクトの中で汎用マイコンボードのarduinoを選択したということですね。 中身がわかればこれまたarduinoではなくて、STM32などの32ビットマイコンなんかでもよいわけで、このあたりはいつか挑戦しようと
思っています。
またネットで中華製などを買うと、USB通信のチップの種類が違っていたりしますので、そのあたりは注意が必要です。 私の場合、unoを購入して普通に遊んだあと、3Dプリンタ用にmegaを購入したのですが、arduinoIDE(開発用のソフト)から認識せず困りました。 基板をよーく眺めて、unoと違うチップが使われている事がわかり、品番をネットで検索したら、CH341Gという通信用のチップだとわかりましたので、ドライバーをネットからダウンロードしてようやく通信ができました。
初めてaruduinoを使用する場合はunoなど安いものを買い、遊んでみると良いかもですね。 megaは、ramps1.4という拡張ボードが使えるのと、メモリ、入出力が多くなっています。
回路がわかればrampsはなくても良いのですが、配線が簡単で綺麗にできるので使用しました。
実際MKprinterに必要なのはステッピング用に出力が6×4で24、ヒーター用に2で合計26、入力が温度センサー2、原点センサー 4つで 合計6個でいいんですよ。
leonardoでも作れそうですね。
さて、ramps1.4という名称がいきなり出てきましたが、これは3Dプリンタように作られた拡張ボードで、センサーやステッピングモータ用のドライバーを簡単につなぐことができます。
A4988というのがステッピングモータ用のドライバーというもので、このあたりの
説明はまた次回にします。
【3Dプリンター基板セット】 RAMPS 1.4 互換キット Mega 2560 R3 + A4988 + RAMPS 1.4 Controller Reprap
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